社長報酬返上で決着へ、由利鉄決算操作 調査委、辞任求めず

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 秋田県や由利本荘市が出資する第三セクター・由利高原鉄道(春田啓郎社長)が経常損失(赤字)を少なく偽る決算操作をしていた問題で、取締役による調査委員会がまとめた報告書素案の内容が27日分かった。不正を主導した春田社長について「経営トップ自ら不適切経理を決定し、社員に指示した責任は非常に重い」と指摘する一方、辞任は求めず、報酬の一部返上で責任問題の決着を図る方針。

 報告書素案には社長の独断による不正を防ぐための人事配置や、県や市による監査実施などの再発防止策も盛り込んでいる。来月中旬に最終決定し、公表する見通し。

 同社は2015年度決算で、故意に赤字を354万円少なく計上。同年度に生じた除雪費を翌年度に繰り延べる手法で、実際は8891万円だった赤字を8537万円と偽っていた。同様の不正は13、14年度もあった。

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