季節ハタハタ不漁、前年比4割減 男鹿の落ち込み目立つ

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水揚げしたハタハタを選別する作業員=昨年12月16日、男鹿市の北浦漁港

 秋田県の今季の沿岸季節ハタハタ漁の漁獲量は393トンで、前年(686トン)と比べ約4割減の不漁だったことが分かった。漁獲枠480トンを下回る低水準。例年は漁獲量が多い男鹿市での落ち込みが目立った。県水産振興センターは「漁場形成に例年にはない特異な傾向がみられる。漁獲や海の状況を慎重に調べ、不漁の要因を分析していく」としている。

 今季の季節漁は、昨年11月30日に初漁を迎え、今月上旬に終了した。県漁業協同組合のまとめによると、漁獲量は1998年の漁期(438トン)以来となる低水準。総括支所別では男鹿市の北浦、船川の不漁が顕著だった。県内最大のハタハタ漁場となる北浦は前年比6割減の105トン、船川は25%減の95トン。北部(八峰町)は111トン、南部(にかほ市)は81トンでいずれも漁獲枠を超えた。

 季節漁の漁獲額は、前年比16・7%(4350万円)減の2億1650万円。品薄により1キロ当たりの単価は前年の380円から551円に上向いたが、水揚げ量を確保できない漁業者は厳しい経営に追い込まれた。漁獲量が漁獲枠の6割に満たなかった北浦総括支所によると、昨年12月20日ごろには漁を切り上げる船が出たという。

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