北斗星(1月25日付)

お気に入りに登録

 県の公式ホームページ(HP)を開くと、シベリア猫「ミール」の寝そべった姿が大写しになる。潤んだその瞳で見詰められると、県政批判の矛先もつい鈍ってしまいそう…

▼などということは決してないが、ミール君の役回りはトランプ米大統領の長女で元モデルのイバンカさんに似ていると思う。世の猫好きたちの目を秋田に引き付け、県の好感度アップに貢献しているに違いない

▼県がロシアのプーチン大統領に秋田犬「ゆめ」を贈ったお返しとして、大統領から佐竹敬久知事にミールが贈られた。この犬猫交換外交からはや5年となる。プーチン、佐竹両氏とも変わらずそれぞれの職にあることを喜びたい

▼ミールは猫好き佐竹氏の個人所有扱いで、以前からの飼い猫6匹と一緒に知事公舎で飼われている。もちろん餌代は個人持ち。同じ生き物でも公舎の池のコイが備品扱いで、餌代が県費から支払われているのとは大違いだ

▼ということはもし佐竹氏が知事の職を離れたとしたら、ミールも一緒に公舎を退去することになる。県はミールの成長ぶりを公式HPで定期的に紹介してきたが、それも見ることができなくなるのではないか

▼「犬は人につき、猫は家につく」とも「犬は3日飼えば恩を一生忘れないが、猫は3日で忘れる」とも言う。後任の知事がもし猫好きだったら、ミールごと公舎を引き継ぐという手もある。この問題、知事選の争点にはならないだろうが、猫好きとしては少々気になる。

外部リンク