鳥獣撃退、ロボかかし 県立大、CFで開発費募る

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動物型ロボットかかしの開発を目指す齋藤准教授。手前は機体のベースとなる「しろやぎ」

 全国各地でクマやニホンザルなど野生鳥獣による農作物、人的被害が深刻化する中、鳥獣被害の軽減に役立てようと、秋田県立大機械知能システム学科の齋藤敬准教授(47)=医療工学=が、集落などを自動で巡回する「動物型ロボットかかし」の研究開発を進めている。来年度に試作機を作る計画で、インターネットで資金を募る「クラウドファンディング(CF)」で協力を呼び掛けている。

 ロボットかかしは、無人で集落や農地の周辺、里山などを巡回し、クマやニホンザルなどと遭遇したら威嚇して追い払うイメージ。4本脚を巧みに動かして多彩な動きができる歩行ロボットをハンドル型電動車いす(シニアカー)程度の大きさに改良し、威嚇用の伸縮性アームも装備させる。車輪を取り付けて路面状況に応じて移動方法を切り替える仕組みも検討しているという。

 開発費用は約250万円を見込む。県内研究者のCF利用を後押しする県の事業を活用し、来月24日まで資金を募集している。成立すれば低コストで耐久性が高く、野生動物の威嚇に効果的な機体を地元企業と共同で設計し、来年度中に試作機1台を作る計画だ。

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