がん乗り越えひな人形作り 鹿角の畳店主、にじむ職人魂

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作業場で畳の張り替えにいそしむ加藤さん。仕事の合間を縫って人形作りを続けている

 秋田県鹿角市花輪の市社会福祉協議会の受付カウンターに、和紙やイ草を使った素朴なひな人形が飾られている。寄贈者は花輪地区で畳店を営む加藤博幸さん(53)。がん治療の後遺症のリハビリを兼ね、3年ほど前から人形制作を続けており「ものづくりの楽しさや工夫を知ってもらうきっかけになれば」と話す。

 人形に和紙を、六角形の台座にイ草を使い、上品な模様の絹織物を飾り付けた。金びょうぶと小さな折り鶴も配し、華やかさを加えた。「和紙が破れないよう、裏打ちして堅くした。見えない部分にこそ気を使った」と加藤さん。

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