【PR】人里離れた土地で生まれた至芸、イノベーションの風にのって

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愛らしいデザインの靴べらは、材料ごとに違う木目を生かし、極限まで使いやすさを追い求めたフォルム

 先代から受け継いだ職業や土地を守るため、自分の視野を広げるため、就職・進学のため等々。『今そこに暮らす理由』は人それぞれですが、鹿角市十和田大湯在住の工芸家・橋野浩行さんの理由は『ここに生まれたから。この地に帰ってきた』という事。

 「自然に恵まれた中で自分自身と向き合う時間を満喫し、独創的なアイデアは海外や都会と行き来しながら生まれていきます。都会という雑音の多い場所で暮らしていると、自分自身を見失ってしまうと感じています。確かに、人は人と交わりながら、共存する。しかし、影響されやすい生き物なので、安易な道を選び、本来の仕事を忘れていくようにも感じます。生まれた地で、自然な木々や風を感じながら、都会のショーウインドーに並べるモノづくりを想像する。創作をなりわいとする僕にとっては、まさに最高の環境なのです。」

 ここ5年間に亘るニューヨークでの展示会で好評を博し、海外の審査員からの評価も高く、国内において『おもてなしセレクション2016・2017』で金賞を受賞、2016年の“ひねり髪すき”は、7000年以上作られている櫛の歴史を変えたとアメリカ・MADミュージアムからも絶賛されています。斧折樺(おのおれかんば)という貴重な木材で、唯一無二を作り上げる。立体的なひねりを加えることでモダンな印象を放ち、持ち上げやすく、手になじみ、頭にフィットする。

 「東北北部の山肌に自生する斧折樺は過酷な環境で育つため、組織が非常に丈夫。文字通りオノが折れるほど硬いので加工には時間がかかります。コツコツと創ること、東北の木を使い続ける事は、復興への願いです。」

 秋田が豊かな自然の宝庫であることは、もはや誰しもが知るところ。しかし、一次産品を供給しているだけでは、地場の未来は開けていかないというのが氏の考えです。

 自分自身との戦いを続け、孤独な創作活動を後押しするのは、世界各地で巻き起こるイノベーションの風。「『これからが良いんだ』をこれからの人と想像して行きたい。」

 新しい素材をつくり、新しい時代のデザインでMade in AKITAのプライオリティを上げていく、アートフォルムの次なる一手に期待が高まります。

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