「幸せな選手生活だった」 ボクシング三浦引退インタビュー

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引退について語る三浦=東京都江戸川区

 引退を表明した秋田県三種町出身の元世界ボクシング評議会(WBC)スーパーフェザー級王者、三浦隆司(33)=帝拳、金足農高出=が30日、都内で秋田魁新報社のインタビューに応じ、「幸せな選手生活だった」とすがすがしい表情で語った。主なやりとりは次の通り。

 ―現在の心境は。

 「やり切ったという感が強い。誰よりも強くなって有名になりたいという思いでやってきた。世界王者になって、(全米ボクシング記者協会の)年間最高試合に選ばれる戦いもできた。自分のスタイルが世界に認められて誇りに思う。米国のリングでメインの試合もできて、本当に充実していた。ただ、ボクシング中心の生活から離れることに寂しさもある」

 ―引退の理由は。

 「ボクシングは練習から私生活までハード。体力面の衰えは感じないが、今より厳しい練習をしてさらに上を目指すだけのモチベーションを保てなくなった」

 ―いつ決断したのか。

 「(返り咲きを狙った)ミゲル・ベルチェルト(メキシコ)とのタイトルマッチは、負けたらやめるつもりで全てを懸けて戦った。やり切ったと感じた一方、悔しくてもう一度戦いたいとも思った。最終的には帰国後、妻に相談し、思うようにすればいいと言われて決めた」

 ―声援を送った秋田県民に伝えたいことは。

 「感謝の気持ちでいっぱいだ。秋田の人たちの応援があったから、厳しい練習にも耐えられた。自分の戦いに勇気づけられ、世界の舞台に挑戦したいと思っている人たちがいるとすればうれしい」

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