早売り店から入手「古典的」 漫画違法公開、経路特定難しく

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 秋田にいながら人気漫画の画像データを発売日前に入手し多額のネット広告費を稼いだとされる事件の背景には、出版業界が長年にわたり対策を迫られてきた「早売り店」の存在がある。

 国内の雑誌の大半は東京近郊で印刷されて全国に送られる。日本雑誌協会によると、発売日に地域的な差が生じないよう、特に100万部を超えるような大部数の少年漫画誌は、発売日の翌日か翌々日には次号の印刷を始め、製本した分から順に遠隔地に発送するという。

 そうした雑誌を、出版社が決めた発売日前に販売する「早売り店」の存在が業界内で問題になったのが1970年代。雑誌協会と取次関係の業界団体などは、発売日を順守するよう書店に対する働き掛けを続けてきた。

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