県産牛、飛躍への課題(上)繁殖雌牛の育成急務

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全共で出品された県代表の雌牛=10日、仙台市の夢メッセみやぎ

 今大会では、枝肉の肉質を比較する「肉牛の部」で、宮崎県が最高賞に当たる「内閣総理大臣賞」を獲得した。

 「宮崎牛」ブランドで知られる同県の黒毛和牛は、飼育頭数が21万2300頭(今年2月現在)。本県(1万6200頭)の13倍以上を誇る。肉牛の部の代表牛8頭の選抜に当たっては、本県の40頭に対し、宮崎は100頭から絞り込んだ。

 「肉牛は宮崎の一大産業。農家や関係者は全共での好成績を目指し、必死にやってきた。成果が実り、うれしい」。肉牛の部に出品した鎌田秀利さん(53)=同県串間市=がそう語り、胸を張った。

 今回は総合優勝した鹿児島をはじめ、肉牛改良の先進地で生産規模も大きい九州勢が上位を独占。肉牛産地としての底力を見せつけた。

 結果を受け、本県の課題として浮かび上がるのが、優秀な血統の種牛を含めた飼育頭数の増加だ。特に優秀な繁殖用雌牛の確保が急務といえる。

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