元巨人の小野さん「野球通じて恩返し」 能代で23日試合

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サラリーマンとして働く傍ら軟式野球に打ち込む小野さん=東京・千代田区の北の丸公園

 秋田市出身でプロ野球の巨人などで戦った左腕・小野仁さん(41)が、22日から能代市の能代球場(山田久志サブマリンスタジアム)を主会場に行われる高松宮賜杯第61回全日本軟式野球大会(1部)に、ビギナーズ(横浜市)の一員として参加する。「登板機会があれば全力で勝利に貢献する」と意気込んでいる。

 昨年2月から人材紹介業の「ブレイントラストパートナーズ」(東京)で働く小野さん。「アスリートサポート」というプロジェクトを立ち上げ、スポーツ選手のセカンドキャリアを支援している。

 ビギナーズには入社と同時期に加入。今でも軟式球で球速140キロを超えるといい、豪腕ぶりは健在だ。

 経法大付高(現明桜高)3年で日本代表入りし、将来を嘱望された。社会人を経て1996年、ドラフト2位で巨人入り。2軍では結果を残すが、気持ちの弱さが邪魔をして1軍では力を発揮できなかった。サイドスローにするなど試行錯誤もした。2002年オフにトレードで近鉄に移籍。本来のフォームに戻そうにも、投げ方が分からない。精神的要因などで体が思うように動かなくなる「イップス」になった。

 胸にあるのは自らを成長させてくれた秋田に対する感謝の思い。「現役時代は自分のことで精いっぱいだった。今後は野球を通して恩返ししていきたい」と話す。ビギナーズの初戦は二ツ井球場で23日午前8時から。

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