異形ブナ「あがりこ女王」見に来て にかほ市が木道を整備

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幹が多数に分かれている「あがりこ女王」

 異形ブナ「あがりこ大王」があることで知られる秋田県にかほ市象潟町の中島台レクリエーションの森で、地上1メートルほどの部分から幹が14本に分かれた異形ブナが数年前に見つかっている。市は「あがりこ女王」として新たな森の見どころに加え、情報発信や現地の環境整備に力を入れ始めている。

 レクリエーションの森は、鳥海山北麓の標高約500メートルにあり、地上1~2メートルほどから幹が複数に分かれた異形ブナ「あがりこ」が数多く点在する。積雪の上に出た部分で幹の伐採と萌芽が繰り返されたことで、特異な樹形となったという。切り口から「芽が上がる」ことから、「あがりこ」と呼ばれ、中でも幹回り7・62メートルと日本一の太さを誇る異形ブナは「あがりこ大王」と名付けられ、森のシンボル的存在となっている。

 あがりこ女王は、森入り口の管理棟から徒歩で約40分ほどの場所にある。森の元管理人・田中二三男さん(69)=同市象潟町=が数年前、見回りの際に見つけた。「神秘的な形をしたブナは数多いが、幹が10本以上に分かれているブナはほとんどない。立派な姿に驚いた」という。たくさんの幹が子だくさんの女性を思わせることから、田中さんが当初からあがりこ女王と呼んでいた。

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