【衆院選】何だろうこの選挙[どう使う消費税収]教育無償化、違和感も

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24時間の保育サービスを行う「大町子供の家」。0~5歳の35人を預かる

 秋田市中心部の24時間保育施設「大町子供の家」。0~5歳の35人を預かっている。夕暮れ時になると、子どもを迎えに来る親たちと預けに来る親たちでにぎわう。多くは共働きの夫婦やシングルマザーだ。

 3日午後5時半。男性看護師(42)が2歳の長男を迎えに来た。今回の衆院選について意見を聞くと「なんかこう、違和感がある」。しばらく考え込んで「なぜこのタイミングで選挙なのか。何をどう考えればいいのか、さっぱり分からない」。

 安倍晋三首相は衆院解散の理由として、消費税収の使途変更の是非を挙げた。2019年10月の消費税率引き上げで得られる見込みの5兆円超のうち、社会保障費を賄う借金の穴埋めに充てる計画だった約4兆円から2兆円を減らし、幼児教育無償化などに振り向ける―という内容だ。

 この男性の場合、夜勤の日もあって共働きの妻とはすれ違うことが多い。最近1週間は顔すら合わせていないという。無償化が実現しても、将来の教育費や老後を考えると、共働きをやめるわけにはいかない。「確かに子育て世代への支援は大事だが、唐突な感じがする。国会でもっと議論した上で選挙の争点に打ち出すのなら分かるが…」

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