脳研・健やかワンポイント[放射線治療]日本が世界をリード

お気に入りに登録

 ガンマナイフ治療は1968年に実用化され、国内では91年に東京大学に第1号機が導入されました。現在、県立脳血管研究センターを含め57施設で稼働し、世界ではアメリカに次ぐ規模です。国内では先駆的な治療が試され、世界のガンマナイフ治療の発展に貢献してきました。特に多発性脳転移に対する成果は世界に大きな影響を与えました。

 多数の病巣を個別に治療することが困難であった時代、転移性脳腫瘍に対する放射線治療は、全ての病巣を比較的容易に治療できる全脳照射を主に用いました。ガンマナイフ治療が登場してからも全脳照射が転移性脳腫瘍の治療の主役で、ガンマナイフ治療を用いるのは病巣の数が4個までの場合とされていました。

(全文 1009 文字 / 残り 707 文字)

この連載企画の記事一覧