ふるさと小紀行[大館市・錦神社]悲劇の歴史語り継ぐ

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ろうそくに火をともす松田会長。奥には泰衡の墓と伝えられる石塔と、泰衡を祭る岩が安置されている

 大館市二井田地区は、平安末期の奥州合戦で平泉から敗走した奥州藤原氏第4代・泰衡(やすひら)=1155~89年=が殺害された場所とされる。今年は泰衡を祭る同地区の錦神社の池で「中尊寺ハス」が開花し、これまであまり語られてこなかった神社の歴史に注目が集まっている。

 鎌倉時代に編さんされた歴史書「吾妻鏡」には、泰衡の最期が記されている。泰衡は家臣の河田次郎が治めていた二井田地区に逃げ込んだが、源頼朝の命を受けた河田に裏切られ殺された。泰衡の首を差し出した河田も「不忠の臣」とのとがめを受け、斬首された。

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