豪雨が残したもの(上)[大仙市協和、刈和野]住民のいま

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7月の豪雨で3戸が全壊した大仙市協和の川原集落。今も家屋の解体作業が続く

 「しばらくは生きる気力が湧かなかった。やっと落ち着いてきた」。大仙市協和の川原集落で長年、自転車店を営んできた今了典さん(92)は、7月22、23日の豪雨に伴う川の氾濫で自宅を失った。今は市内の長女夫婦宅に身を寄せており、近く集落から離れた新たな住まいに居を移す。

 「川原」の名が示す通り、集落は雄物川支流の淀川沿いにある。豪雨の前は、8世帯が暮らしていた。過去にも浸水はあったが、7月の豪雨は住民が「過去に経験したことがない」と口をそろえるほどの勢いで水が押し寄せた。全壊は3戸、半壊が4戸。今さんを含め全壊した世帯は全て集落からの移転を決めた。被災した建物は今も解体作業が続く。

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