こさかの学び(7)熊谷隆益・町教育長に聞く

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熊谷隆益・町教育長

 併設型校舎で本格的な一貫教育を行う小坂小中の取り組みは、県内の先進事例として注目されている。小坂町教育委員会の熊谷隆益教育長(67)に、現状の評価や今後の方向性を聞いた。

 ―5年目を迎えた小中一貫校をどう見ているか。

 熊谷 町に一つしかない小中学校で一貫教育に踏み切った。失敗は許されず、いわば背水の陣。先行事例が県内にない中で相当慎重に進めてきたつもりだ。5年目を迎え、当初思い描いていた学校の姿になってきたと思う。

 子どもたちが問題を起こしたり壁に突き当たったりしたとき、教職員が小中の垣根なく見守り、手を差し伸べるという姿勢が、その一例だ。また、子どもにとっては幅広い年代の子と切磋琢磨(せっさたくま)し、成長できる環境が整った。学校全体の雰囲気が明るく、子どもも教職員も伸び伸びと過ごしているのが一番の成果ではないか。その副産物として、学力にも上昇傾向が見られる。

 【くまがい・たかえき】50年7月、秋田市(旧河辺町)生まれ。東京教育大体育学部卒。小坂高、秋田工高、秋田商高の校長を経て11年10月から小坂町教育委員会教育長。

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