「資質・能力」どう理解 幼稚園教育要領改定、関係者シンポ

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幼児教育関係者らが議論を深めた秋田大付属幼稚園の公開研究協シンポジウム

 幼稚園の学習指導要領に当たる「幼稚園教育要領」などが改定され、来年4月から施行される。新要領では「幼児期に育みたい資質・能力」と「幼児期の終わりまでに育ってほしい姿」が明示され、小学校との接続を強く意識した内容となる。改定の中身をどう理解し、現場の保育や教育に反映させていくか。関係者が学び合う二つのシンポジウムがこのほど、秋田市内で開かれた。

 そもそも「幼児期の終わり」はいつを指すのか。秋田大付属幼稚園の本年度第2回公開研究協議会シンポジウムでは、「『幼児期の終わりまでに育ってほしい姿』とは」をテーマに意見が交わされた。

 秋田大教育文化学部の山名裕子准教授(発達心理学)は「乳幼児の場合、月齢が1カ月違うだけでも発達特性には差がある。幼稚園卒園時、などと区切って皆が一律に同じ姿になるわけではない。『幼児期の終わりまで』は到達目標ではなく、保育の方向性を示したものと理解し、活用していくのが望ましい」と指摘した。

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