地方点描:手工芸品[大館支社編集部]

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 大館市には釣り針「秋田つりばり」の産地として名をはせた時代がある。大館市史によると、武士の内職として作られたのが起源で、各地の太公望に愛用された。大館郷土博物館に展示されており、独特の青い光沢が目を引く。

 市内外から高い評価を得てきた逸品だが、製造は昭和50年代に終わった。手作業の秋田つりばりが、機械で大量生産される釣り針に価格の面で太刀打ちできるはずもなかった。

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