喜びを「日本と分かちたい」 ノーベル文学賞のイシグロ氏

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ノーベル賞授賞式後の晩さん会でスピーチするカズオ・イシグロ氏=10日、ストックホルム(共同)

 【ストックホルム共同】今年のノーベル文学賞を受賞した長崎出身の英国人作家カズオ・イシグロ氏(63)は10日夜、スウェーデンの首都ストックホルムで共同通信の取材に応じ「すばらしい栄誉だ。日本の人々、特に私にとってかけがえのない思い出がある長崎の人々と賞を分かち合いたい」と喜びを語った。

 授賞式の直後に取材に応じた。記念の晩さん会でのスピーチでは、5歳の時に母親から日本語でノーベル賞が「ヘイワ(平和)」促進の賞だと教えられたことを紹介、それは「私たちの街、長崎が原爆により壊滅したわずか14年後だった」と語った。イシグロ氏の母親は長崎の原爆で被爆した。