さまようクマ:集落で(7)消えた町が生息域に

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クマの推定生息区域と消滅した集落

 大潟村の農業佐藤晃之輔さん(75)は、県内で消滅集落の調査を重ねる過程で、危機感にも似た感覚にたびたびとらわれてきた。「人間の領土や領域、人間の力の及ぶ範囲が次第に狭くなり、縮んでいっているような感覚です」

 森林が7割を占める秋田で、なぜクマは人間の住むエリアにやってくるのか。「暮らしが豊かになり、経済も発展しているはずなのに、人の生活圏は縮み、クマが押し寄せてくる。何とも不思議に思えるんです」

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