出所後の社会復帰支えたい 秋田刑務所、福祉士2人に増員

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高齢で身寄りのない受刑者などに福祉制度を説明する鮎川さん(左)と佐藤さん(右)

 罪を犯して刑務所に入った人が出所後、円滑に社会復帰できるようサポートする取り組みが、秋田刑務所(秋田市川尻、五十嵐定一所長)で進められている。これまで社会福祉士が1人で対応していたが、2017年度から1人増員。出所が近づいた主に高齢の受刑者を対象に独自の講座「生活設計プログラム」を開いて福祉制度などを説明し、立ち直りを支援している。

 「困ったら相談する、という勇気を持ってください」。社会福祉士の佐藤絵里子さん(43)=秋田市=が先月上旬、秋田刑務所で開いた生活設計プログラムで、数カ月後に出所する見通しの男性受刑者3人にこう呼び掛けた。

 同刑務所の社会福祉士は、非常勤職員として週に1、2回のペースで勤務。これまで秋田市の鮎川義寛さん(37)が1人で受刑者と向き合ってきたが、昨春から佐藤さんが加わり、2人体制となった。同プログラムは昨年9月にスタート。生活設計や福祉制度、居場所づくりなどをテーマに、2カ月間で計5回の講座を開いた。

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