温泉施設存続へ模索続く 横手市、民間譲渡に不安の声も

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横手市が市内8カ所を巡回し開いた住民説明会=10日、雄物川コミュニティセンター

 合併前の旧町村から引き継いだ市有温泉9施設の民間譲渡を進めている秋田県横手市は、既に譲渡先が決まった6施設の譲渡案を、24日の市議会臨時会に提出する。残る3施設も当面は直営を続けながら、引き続き譲渡先を探す方針。今月、市内8地域で市が開いた住民説明会では、利用者から「不採算なら企業は撤退する」「民営化で住民の福利厚生は維持されるのか」など、譲渡・民営化に対する不安の声が各地で出たが、市は「財政上、市営による9施設の維持は困難」とし、あくまで民営化による施設存続を模索する構えだ。

 宿泊施設付きの「雄川荘」と、温水プールを備えた日帰りの「えがおの丘」の2施設が民間に一括譲渡される予定の雄物川地域。今月10日、地元の集会施設で開かれた住民説明会には約30人が集まった。

 市の担当者は「民間譲渡は施設を残すための方策」と強調した上で、2施設について▽市が実施してきた入浴、宿泊、温水プール運営の各事業とも引き継がれる▽えがおの丘ではトレーニングルームなど既存設備を活用した機能訓練付きの高齢者向けデイサービスが計画されている―などと説明した。

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