<地上イージス>新屋は学校・住宅地に隣接 山口は山の中に

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新屋演習場とむつみ演習場の周辺図

 第196通常国会が22日召集され、地上配備型迎撃システム「イージス・アショア」(地上イージス)の導入の是非が議論される。配備候補地には秋田市のほか、山口県萩市が挙がっている。秋田市の候補地は市街地に近接しているのに対し、萩市の候補地や米ハワイにある米軍の地上イージス実験施設は民家から離れた立地にある。秋田、萩両市民の受け止めにも温度差がうかがえる。

 山あいのむつみ演習場は最寄りの集落から離れている。ハワイの米軍実験施設も見渡す限り民家はない。加えて、レーダーや司令塔からミサイル発射台は直線で6キロ近く離れた配置となっている。ルーマニアの配備地も民家から離れた場所にあるという。

 これに対し、秋田市の配備候補地である陸自新屋演習場は市街地に隣接する。日本海沿いとはいえ、南は道路を隔ててすぐに秋田商業高校や勝平小中学校、住宅地があり、東は秋田運河を挟んで工業団地、北は県立総合プールやこまちスタジアムがある。他の配備地や実験施設と比べると、秋田市の配備候補地は生活圏の近さが際立つ。

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地上イージスの配備候補地に挙がる、市街地に近い秋田市の新屋演習場周辺

山に囲まれた山口県萩市のむつみ演習場周辺