途上国医療に貢献 高橋武子さんの活動紹介

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武子さん(左)とシュバイツァー博士=1960年5月(渡辺さん提供)

 ノーベル平和賞を受賞したフランス人医師シュバイツァー博士の下で、夫と共にアフリカの医療充実に貢献した高橋武子さん(1917~72年)に光を当てようという動きが、出身地の秋田県五城目町で盛んになっている。中心となって活動する同町下タ町の自営業渡辺正志さん(78)は「国際貢献と交流に尽くした先人を多くの人に知ってほしい」と話している。

 五城目町の旧家に生まれた武子さんは、町内で医師として働いていた功さん(宮城県出身)と47年に結婚。博士の活動に共鳴した功さんが58年、アフリカのガボン共和国にあるシュバイツァー病院で働き始め、その2年後、武子さんもガボンに渡った。

 武子さんは病院で調理場を任され、医療関係者や支援者など各国からの訪問客に対応。患者たちの世話役も務めた。穏やかでおうような性格から現地の人たちに「グランマ(おばあちゃん)」と呼ばれ親しまれた。夫妻は博士が死去した翌66年に帰国。その後は都内に暮らした。

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