えひめ丸事故17年で追想式 命の尊さ「後世に伝える」

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えひめ丸事故の追想式典で黙とうする宇和島水産高の生徒=10日午前、愛媛県宇和島市

 米ハワイ沖で愛媛県立宇和島水産高(宇和島市)の実習船えひめ丸が米原潜に衝突され、9人が死亡した事故から17年となった10日、犠牲者を悼み、海の安全や事故の風化防止を誓う追想式典が同校で開かれ、田上和昭校長は「命の尊さを後世に伝えていく」と訴えた。

 雨のため体育館で開かれた式には、遺族や在校生、学校関係者ら計約300人が出席。発生時刻の午前8時43分、今もハワイ沖に沈むえひめ丸から引き揚げられた鐘を9回打ち鳴らし、全員で黙とうした。

 田上校長は「痛ましい事故から17年を迎えるが、衝撃は今も私の心に残っている。絶対に風化させてはならない」と声を震わせた。