秋田と山口「合理性ない」 地上イージス、専門家が疑問視

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 秋田市の陸上自衛隊新屋演習場と山口県萩市の陸自むつみ演習場が配備候補地に挙がる地上配備型迎撃ミサイルシステム「イージス・アショア」について、元自衛官の専門家2人が秋田魁新報社の取材に対し、両演習場への配備は「軍事的合理性がない」と主張した。地上イージス導入の是非に対する両者の見解は真逆だが、より適した配備先を新潟県の佐渡島、鹿児島県の下甑(しもこしき)島(じま)と主張する点で一致している。

 元陸自レンジャー隊員で、元自衛官らでつくる平和団体「ベテランズ・フォー・ピース・ジャパン」代表の井筒高雄氏は今月3、4日、新屋地区で行った講演やその後の取材で「米国との良好な関係維持のために買わされるもの」などと述べ、地上イージス導入に懐疑的な見方を示した。

 一方、元海将の伊藤俊幸・金沢工大虎ノ門大学院教授(安全保障)は、他国のミサイル攻撃への抑止力を高めるために地上イージスは必要との立場。だが、秋田と山口の配備については「軍事合理性から言えば、そういう発想はない」と指摘する。

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