生活困窮者住居の防火に試行錯誤 公的補助なく予算に限界

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「行政や関連団体と連携し、困窮者の安全な暮らしを支えたい」と語る坂下さん

 11人が死亡した札幌市の共同住宅「そしあるハイム」の火災は、生活困窮者らの住居における防火対策を、どう進めるべきかという問題を浮き彫りにした。

 秋田市でホームレスや元受刑者らの住居支援に取り組むNPO法人あきた結いネットの坂下美渉理事長は「決して人ごとではない。より受け入れ住居の安全性を高められるように、行政とも連携し知恵を出し合いたい」と危機感を募らせる。

 結いネットは、アパートの居室を1室単位で借り上げた「シェルター」を秋田市内5カ所で運営しており、できる限りの防火対策を心掛けている。それでも、札幌の火災を受けて「まだまだ不十分だと痛感した」と坂下さん。まずは、独自に避難訓練を実施しようと検討を始めた。

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