竿燈、昨夏の事故受け「対策会議」 演技者との境界明確化

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竿燈まつりの安全対策について議論した第1回安全対策会議

 昨年8月に秋田市で行われた秋田竿燈まつりの会場で観客席の男性が折れた竿(さお)の直撃を受けてけがを負った事故を受け、市竿燈会(藤原賢一会長)は18日、再発防止を協議する「安全対策会議」を同市の秋田ビューホテルで開いた。市竿燈会所属の町内会や団体から約210人が参加。観客席と演技者の境界を明確にしたり、各町内・団体に「安全責任者」を置いたりするなどの対策が出された。

 会議では初めに、同会事務局が、竿燈まつり実行委員会が今夏から実施する事故防止の対策を説明。▽観客席前にコーン標識を置き、演技者が近づいた時は演技を中断して安全な位置からやり直す▽山王十字路と二丁目橋の歩道側に高さ5メートル以上のワイヤを設置する―とした。

 市竿燈会最高顧問の藤田勝さんは、全ての町内・団体に「安全責任者」を設けることを提案。継ぎ竹で極端にしなった竿を上げる人や技量に合わない無理な演技をしている差し手に対し、演技を強制的にやめさせるほか、観客にも注意を呼び掛ける役割を担うなどと説明。市竿燈会事務局は「22日に開く役員会に諮り、賛同されたら今年から導入したい」と応じた。

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