小4女児殺害、関係機関に重い教訓 転居で途切れた行政支援

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女児が使っていたランドセル。ノートや感想文がそのまま残されている(一部加工)

 2016年6月に秋田市のアパートで小学4年の女児=当時(9)=が殺害された事件は、殺人罪に問われた母親(42)に対する懲役4年の判決が確定し、裁判が終結した。

 県の第三者委員会が以前まとめた事件に関する検証報告書は、地域で孤立した母親への行政支援が不十分だったと総括。親が子どもの命を奪う事態になる前に、異変に気付くことはできなかったのか。事件は関係機関に重い教訓を残した。

 報告書では、児童虐待の芽を摘むため、「要保護児童対策地域協議会(要対協)」による支援の検討対象拡大などを提言としてまとめた。県地域・家庭福祉課の担当者は「親が子を殺害するという究極の児童虐待を防げなかったことを重く受け止めなければいけない」と話した。

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