さまようクマ:大量出没(2)ブナ豊凶、駆除数と相関

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県内のブナの豊凶とクマの有害駆除数の推移

 年によってクマが大量出没する現象には木の実のなり具合が関係している、といわれてきた。クマが人里に下りてくるのは山に木の実が少ないからだという説明で、中でも、ブナはその代表格だ。

 クマが好んで実を食べるブナやミズナラ、コナラ、クリなどの樹木は、毎年同じように結実するわけではない。大量に実をつける「豊作」や、ほとんど実をつけない「凶作」、実の少ない「並作」や「不作」を周期的に繰り返す。

 ブナの場合、豊作の年は5~7年前後の間に1度だけ。この周期はかなり広い範囲で同調するため、ある地域のブナがある年に一斉に大量の実をつけるという現象が起きる。

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連載企画:さまようクマ 第6部・大量出没

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