ニホンザリガニ産卵、人工増殖へ 大館市の郷土博物館

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水槽で飼育中のザリガニのつがい=大館郷土博物館提供

 昨秋からニホンザリガニの人工増殖に取り組んでいる秋田県大館市の大館郷土博物館で、飼育する4匹のうち2匹がこの春、産卵しているのが確認された。それぞれ数十個の卵を抱えている。人工増殖は、生息地の南限とされる市内水路(桜町南―池内道下)=通称・八幡沢地区=の天然記念物指定を維持するのが狙い。ふ化した個体を水路に放して生息数を増やす。ふ化は7月ごろとみられる。

 ニホンザリガニは北海道と北東北3県だけに生息している日本固有種で、環境省レッドデータブックの絶滅危惧2類に指定されている。宅地化が進み生息場所が減ったことや水路のU字溝整備が進んだことで、個体数は急速に減少している。

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