さまようクマ:恵み(4)毛皮、需要減り厄介

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秋田市の80代男性宅に置かれているクマの剥製。男性は「引き取ってくれるところはないものか」と話している

 秋田市の80代男性は、自宅2階にツキノワグマの剥製を置いている。地域の猟友会に所属していた20年ほど前、有害駆除で仕留めた。

 同市楢山で小笠原はくせい店を経営する小笠原彰さん(74)が当時、男性の依頼で制作した。「クマの剥製なんて、もう随分やってないな。昔はかなりあったんだけど」

 熊の胆(い)や肉とともに、古くからクマの部位の中で広く利用されてきたのが、毛皮だった。江戸期には、熊の胆とともに藩が毎年一定量を買い上げていたとされる。

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