クマタカ営巣に配慮 環境アセス手続き進む、鳥海ダム

お気に入りに登録
※写真クリックで拡大表示します
由利本荘市鳥海町百宅に建設を計画している鳥海ダムの完成予想図

 国土交通省東北地方整備局鳥海ダム工事事務所は、環境影響評価(アセスメント)手続きの最終段階となる「評価書」の取りまとめ作業を進めている。先月27日に国交相が同整備局に提出した意見書を踏まえ、「よりきめ細かい調査や対応を行うため評価書を再検討し、できるだけ早く公告、縦覧の手続きをしたい」としている。

 秋田県由利本荘市鳥海町百宅(ももやけ)のダム建設予定地周辺には、絶滅危惧種クマタカのつがいが複数生息する。意見書では営巣期の工事は避けるべきだとし、やむを得ず実施する場合も繁殖活動への影響を調べ、重大な影響が認められれば工事をいったん止め、対策を講じるよう求めている。

 同事務所によると、営巣期は「巣材の運搬開始から幼鳥の巣立ちまでの間」と定義されており、全国的には1~8月ごろを指すという。11月下旬から5月上旬ごろまでは降雪期に伴い、工事を休止するため、営巣期と重なるのは4カ月程度とみられる。

(全文 825 文字 / 残り 425 文字)