よみがえる洋菓子の味 閉店1年半、人気店店主がこつ伝授

お気に入りに登録
※写真クリックで拡大表示します
シフォンケーキを切り分ける鶴岡さん

 秋田県能代市通町で20年近くにわたって営業し、2016年11月に閉店した洋菓子店「ボン・メルク」店主の鶴岡幸光さん(73)が20日、同市上町の「夢工房咲く咲く」で菓子教室を開いた。鶴岡さんが一般向けに洋菓子を作ったのは閉店後初めて。「お店の味を覚え、家庭で伝えてくれる人が増えてくれればいい」と、約1年半ぶりに腕を振るった。

 鶴岡さんは元々、能代市の菓子製造販売・セキトに勤務。「いつか自分の店を持ちたい」との思いがあり、52歳だった1997年、独立して創業した。店名はドイツとオーストリアの都市名に由来。黒豆や黒米など黒色の材料5種類を組み合わせた「黒五シフォンケーキ」は、東京から個人で注文が舞い込むほど人気だった。

 参加した主婦12人の中にはかつて常連客だった人の姿も。試食した菊地操さん(56)=能代市=は「家族全員が好きな味で、子どもの誕生日にはいつもケーキを頼んだ。感激です」と喜んだ。

(全文 755 文字 / 残り 355 文字)