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新聞活用、裾野拡大を 静岡県でNIE全国大会始まる

NIE全国大会のパネルディスカッション=25日午後、静岡市駿河区

 教育現場で新聞を活用する「NIE」(教育に新聞を)の実践報告をする第18回NIE全国大会が25日、静岡市で2日間の日程で始まった。誰でも無理なく楽しく取り組める「やさしいNIE」がスローガン。

 実行委員長の角替弘志静岡大名誉教授が基調提案で「社会の動きを知るために新聞は便利で有効な学習素材」と述べ、新聞活用の裾野を広げていくことを宣言した。

 子どもと教員を交えて普及の課題が議論され、静岡県立清水東高2年の山内花緒さんが「スマートフォン(多機能携帯電話)も広がり、新聞のどんな点が優れているか実感できていない」と高校生の意識を報告。静岡市立西奈小6年の松岡賢史朗君は「図書室に子ども新聞が置いてあるが、読んでいる人を見たことがない。授業で記事を紹介するだけでなく、子ども同士で新聞の面白いところを紹介し合えばいい」と話した。

 教員からは「難しい語句が多い」「どの単元で使おうか悩むうちにニュースの旬を逃す」と課題が挙げられ、「教材になりそうな記事を学校で集めてデータベースにすればいいのではないか」との提案も。記事に簡単な表現を使ったり、記者を授業に派遣したりするよう新聞社に求める声もあった。

 2日目は新聞を使った公開授業や学校での実践報告がある。

(2013/07/26 秋田魁新報掲載)