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ネット社会での新聞教育を探る 名古屋で学会開幕

名古屋市で始まった日本NIE学会のシンポジウム=23日午後

 授業で新聞を活用するNIE(教育に新聞を)の意義や実践方法などを議論する日本NIE学会が23日、名古屋市内で始まり、シンポジウムや意見交換会があった。インターネットの普及で社会環境が変化した中でのNIEのあり方などについて議論が交わされた。

 「真価問われるデジタル時代のNIE」と題されたシンポジウムでは、30年以上NIE活動を続けている愛知教育大非常勤講師の市川正孝さんが「新聞とデジタル媒体のメリット、デメリットを見ながらバランスをとって活用することが重要だ」と強調。

 タレントの春香クリスティーンさんは「ネットのニュースでは興味があることだけを見て、大事な情報を見失うことがある。新聞の1面などで重要な問題を知り、社会に関心を持つきっかけになる」と話した。

 参加した佐賀県唐津市の中学校教諭光武正夫さん(48)は「学校に新聞がなくてNIEに取り組めないケースもあると聞く。ネット環境の整備が進んでいるが、NIEにはあまり使われておらず、ネット上の記事を利用するような取り組みも進めていく必要がある」と話した。

 24日には全国の教員が学校現場での取り組みを紹介する分科会が開かれる。

(2013/11/24 秋田魁新報掲載)