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話題ぎっしり、新聞教材に特別授業 大館市比内中

新聞を教材にした国語の特別授業

 大館市の比内中学校(渡邊一夫校長、245人)が、新聞を教材とした学習に取り組んでいる。今月10日から毎朝15分間、全校生徒が新聞を読む時間を試験的に設けているほか、12日には国語の特別授業を実施。1年生87人は冬休みに自宅で新聞を切り抜いたスクラップブックを作り、漢字や単語の学習に生かす計画も立てている。

 特別授業は1年生3クラスのうちの1クラスで行った。生徒29人は12日付の本紙を読み、目に留まった記事の内容を要約。それぞれ感想や主張を交え、約1分間のスピーチにまとめて発表した。

 中国の大気汚染問題などの国際的なニュースから、市街地を彩るイルミネーションなどの身近な話題まで、取り上げるテーマはさまざま。文章表現にも理解を深めた様子だった。

 畠山声葉せにはさん(12)は「これまで新聞に目を通すことは少なかったが、読めば考える力を伸ばすことができると感じた。家でも読むようにしたい」と話した。

 新聞を教材として活用することを推進しているのは、同校国語科主任の根本大輔教諭(36)。新聞を読むことで思考力や読解力の向上を図るだけでなく、記事に対する自分の主張を練り上げていく過程を踏ませ、論理性を育むことを重視しているという。

 「新聞は情報の宝庫。国語の勉強になるだけでなく、社会問題などに視野を広げられる利点もある」と根本教諭。新聞を購読していない家庭もあることから「学校で日常的に新聞に触れられるよう、環境を整えたい」と話した。

(2013/12/13 秋田魁新報掲載)