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比内中が「新聞週間」、興味持った記事で意見発表

 大館市比内町扇田の比内中学校(三浦玲子校長、209人)はNIE(教育に新聞を)の取り組みの一環として、15~22日を「新聞週間」に設定している。新聞を読むことで生徒の伝える力を伸ばす狙い。期間中は全校生徒に秋田魁新報を配布。18日は「新聞集会」を開き、生徒が興味を持った記事について意見発表した。

 集会で生徒が選んだ記事は▽大森山動物園のコクチョウから鳥インフルエンザの陽性反応を確認▽流行語大賞の候補30語の発表▽鹿角市の図書館で行われた交流イベント―などさまざま。鳥インフルエンザに関しては「影響拡大を防ぐために、ペリカンなど132羽を殺処分したのに驚いた。園長は苦しい判断を迫られたと思う」「地域で飼育されている比内地鶏に影響が出なければいい」などの意見が出た。

 仙北市で行われた無人運転バスの実証実験の記事を選んだ生徒(2年)は「人口減が進む比内地域では、高齢者の移動手段の確保が難しくなっている。安全な無人バスが広く普及されればいい」と話した。

 3年の生徒は集会を振り返り、「新聞を読むと世の中の出来事に興味が湧いてくる。気になった記事を紹介し合い、お互いの考えを知るのは楽しい」と語った。

 同校は2014年11月にも新聞週間を設け、考えを表現する力を高めようと集会を開いた。今年は2年ぶりの新聞週間で、通常は読書に充てている授業前の朝の20分間を、新聞を読む時間にしている。

 新聞週間を企画した国語担当の根本大輔教諭(39)は「記事を読み、生徒自身の経験や知識とつなげて考えることができるようになってきた。今後も学びを深める取り組みを続けたい」と話した。

 冬休み中は、1、2年生計141人が、新聞を切り抜いたスクラップブック作りに取り組む計画を立てている。

(2016/11/21 秋田魁新報掲載)