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新聞活用の意義共有 横手市 県内教員が勉強会

県内の教員たちが新聞活用について話し合ったNIE勉強会

 授業などでの新聞の活用法について学ぶ「NIE勉強会」が26日、横手市の横手就業改善センターで開かれた。県内の小中学校や高校の教員など14人が参加、新聞を使う意義や活用に関する悩みを話し合った。開催は9月に続いて2回目。

 日本新聞協会NIEアドバイザーで横手市教育委員会の永沢敏昭さんが、本年度「いっしょに読もう!新聞コンクール」(同協会主催)で全国審査を担当した際の印象を紹介した。コンクールは小中学生や高校生らが対象で、自分が選んだ記事について家族や友人と話し合い、考えをまとめるもの。

 永沢さんは「母の死を経験した子どもが死をテーマにした記事を読み、執筆者を訪ねたことをつづった作品もあった。新聞を読んで考える活動には、子どもが育つ上で大切なものが秘められていると感じた」と語った。

 意見交換では教員から「新聞に慣れていないと、子どもは記事を読むだけでも時間がかかる」「教科によっては活用しにくい」などの声が出た。これに対し「学校全体で記事について情報交換し合う体制があるといい」との意見が上がった。

 このほか、「高齢者の交通事故が多いことに関心を持った生徒が『いつの記事だっけ?』と話しながら新聞をめくっていた。新聞が身近な存在になり、生徒同士の会話が生まれている」と、取り組みの効果を紹介する参加者もいた。

(2016/11/27 秋田魁新報掲載)