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大学授業で新聞作り NIE学会 教育関係者が報告 松山

大学でのNIE活用について報告する花園大の中善則教授=27日、松山市

 学校の授業で新聞を活用するNIE(教育に新聞を)の意義や活用方法を話し合う日本NIE学会の2日目が27日、松山市で開かれ、教育関係者が新聞を取り入れた大学での授業などについて自由研究発表を行い、閉会した。

 花園大(京都市)の中善則教授は、教員志望の大学生向けの授業でいじめなどの学校現場の課題をテーマにした新聞作りを行う授業を紹介した。授業ではグループごとに、学生が教員として中学生向けの新聞を模擬作成。いじめについて考え、解決を促す内容を掲載した。

 中教授は「講義で一方的に話すだけでは耳から情報が抜けてしまうが、実際に学生が新聞を作ることで問題をより深く理解することができる」と効果を強調した。

 横浜国立大(横浜市)の片岡浩二教授は大学1年生を対象にした基礎的な授業で、社会問題の背景や解決法を考えるきっかけとして新聞記事を活用した事例を報告。授業では子どもの貧困を扱った複数紙の社説を読み比べることで、問題について多様な視点から考える契機になったと話した。

(2016/11/28 秋田魁新報掲載)