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新聞の活用法探る 県内教員が模擬授業

意見を出し合いながら、竿燈まつりの記事にふさわしい写真を選ぶ参加者

 学校の授業などに新聞を活用する「NIE」について理解を深める「NIE研究会」が28日、秋田市のさきがけホールで開かれた。県内の小中学校、高校、支援学校の教員ら約30人が参加。新聞記事を使った模擬授業などを通して新聞活用の方法を探った。

 県内のNIE活動を盛り上げようと、教育関係者や新聞社、通信社でつくる県NIE推進協議会が主催した。

 研究会のテーマは「主体的・対話的で深い学びを目指すNIEの実践」。初めに、協議会の阿部昇会長(秋田大大学院教育学研究科教授)が「社会に開かれた教育を実現する上で、新聞は格好の教材。研究会をきっかけにNIEの実践をより広め、深めていこう」とあいさつした。

 続いて秋田南高校中等部の志田裕子教諭が、参加者全員を生徒役として授業を行った。志田教諭は、秋田市で毎夏開かれる「秋田竿燈まつり」の初日の記事を教材に使用。竿燈まつり開幕を伝える記事と、夜空を彩る数々の竿燈や技を披露する差し手の姿などまつりの様子を捉えた3枚の写真を示し、記事に合うのは3枚のうちのどれか、また、なぜそう思うのか―などを各グループに考えさせた。

 NIE実践発表では、協議会実践指定校である豊川小学校(大仙市)の高橋美幸教諭が校内の取り組みを紹介。記事を読んで考えを語り合い、交流する児童たちの姿を動画を交えて報告した。

 参加した八郎潟中学校の伊藤暢教頭は「どの写真を選ぶかグループ内で意見が分かれたが、議論する中で気付きが生まれた。発見する喜びのある授業だった」と話した。

(2017/10/29 秋田魁新報掲載)