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どう付き合うSNS 比内中、新聞読み意見交わす

新聞集会で新聞に目を通す比内中の生徒

 新聞記事を読んで意見を述べ合う授業「新聞集会」が17日、大館市の比内中学校(三浦玲子校長)で行われ、全校生徒209人が新聞に目を通し、会員制交流サイト(SNS)との付き合い方を考えた。学校で新聞を活用するNIEの一環。

 国語科主任の根本大輔教諭(40)が、SNSの問題点や利用のルールなどに関する3種類の記事を提示。「私たちはSNSとどう付き合っていけばいいのだろうか」と問い掛けた。

 生徒は「本当の危険性は子どもたちには伝わらない」という有識者のコメントに注目。「『危険性』という言葉が抽象的だ」と指摘した生徒は「どんな点が危険なのか知る必要がある」と主張。他の生徒からは「危険だからといって多くの人がSNSの利用をやめるとは思えない」「大人も子どもを慎重に見守ってほしい」といった意見が出た。

 集会の後半には「使う際のルールは私たちをトラブルから守るためにあるのではないか」「相手と自分にどんな影響が及ぶかを考え、発信する内容や言葉遣いに気を付けたい」と考えを述べる生徒もいた。

 3年の田村敬汰さんは「新聞記事の内容は難しいというイメージがあるが、自分の生活と重ね合わせて読むとたくさんのことを学べる。一つのテーマに絞って読むだけでも考えが深まると分かった」と話した。

 根本教諭は「新聞を読むことで社会問題を知り、自分の意見を表現する力が付く。今後も生徒の思考力を深める授業を続けていきたい」と語った。

 同校は11、12月の7日間、朝の読書時間に新聞を読む活動を取り入れている。

(2017/11/18 秋田魁新報掲載)