平成28年熊本地震見舞金

県民の皆さまへ:復興願う心 熊本に

 県民の皆さまから託された熊本地震の被災者への見舞金を届けようと9日、熊本県庁に蒲島郁夫知事を訪ね、目録と皆さまの名簿を手渡してまいりました。

 被災した方々へのいたわりと励まし。一日も早い復旧、そして復興を願う心。熊本県民がこの苦難を乗り越え、いま以上に素晴らしい街づくりを成し遂げることを祈る気持ち。秋田の皆さまのさまざまな願いが込められた見舞金です。そうした思いを十分伝えることができたか心もとないのですが、蒲島知事からは「この大事な時期に、遠い秋田から熱く、優しい心が寄せられてうれしい。被災者が喜ぶよう大事に使わせていただく」という感謝に加え、「復興への道のりは長いが、秋田の皆さんのエールを励ましに、難局を乗り越えたい」との決意の言葉を託されました。一日も早い復興を皆さまと共に祈りたいと思います。

 熊本空港から県庁往復の道すがら、甚大な被害を受けた益城(ましき)町の惨状の一端を目の当たりにし、あらためて巨大地震のすさまじさを思い知りました。熊本市中心部は車の往来や人出も多く、表面的にはにぎわいを取り戻した様子でした。しかし、表立って大きな被害はなくとも、屋根をブルーシートで覆い、応急措置でしのいでいる家屋が目立ちました。

 熊本を含む九州北部は既に梅雨入り。暑さも加わり、復旧作業の苦労はいかばかりか。この先の生活の不便と不安は計り知れません。

 当社と友好社である熊本日日新聞社にも立ち寄りました。河村邦比児(くにひこ)社長は「熊本で大地震はない。多くの県民がそうした根拠のない安全神話を信じていた」と述べていました。

 活断層がいくつも走っている本県にとって忘れてはならない言葉です。熊本の痛みをわが痛みと感じる皆さまの思いやりとともに、その言葉を胸に刻み、常に有事に備えた報道をという思いを新たにしました。

秋田魁新報社 社長 小笠原直樹

 熊本地震の被災地に贈るため秋田魁新報社、ABS秋田放送、AKT秋田テレビが県民に呼び掛けた見舞金の受け付けは4月19日から5月20日まで行われ、その後5月31日までに県民の皆さまから寄せられた善意の総額は、2615件、7823万5955円に達しました。

 皆さまの心温まるご理解、ご協力に改めて感謝いたします。

 2016年6月9日

秋田魁新報社、ABS秋田放送、AKT秋田テレビ