4割の扉 超高齢秋田を歩く

 あと十数年で、秋田県の人口に占める65歳以上の割合「高齢化率」は4割に達すると見込まれている。高齢者の人口は昨年10月1日時点で34万7500人余。秋田市全体の人口を上回っている。全国で最も早く「4割の扉」が開かれようとしている今、私たちは超高齢社会にどう向き合えばいいのか。記者が県内各地に足を運んで現状に触れ、明日への光を探る。

終活、始めませんか

 この世に生を受けた以上、死を避けて通ることはできない。人生の最期をどこでどう迎えたいのか、元気なうちに意思を示しておくことが大切だ。今回取り上げるのは、人生の終わりに向けて準備する活動「終活」。遠方からも子どもが集うお盆に、最期をよりよく迎えるための前向きな準備について家族と話し合ってみませんか。

取材班から五つの提言

 連載企画「4割の扉―超高齢秋田を歩く」の取材班は、誰もが高齢期を明るく自分らしく過ごせる地域社会を実現するための提言をまとめた。提言は▽「長生きできて幸せ」な社会へ▽健康寿命日本一を目指そう▽高齢者が生涯活躍できる社会に▽在宅医療を広め「温かさ」競おう▽認知症の人を共に支えよう―の五つ。それぞれに込めた思いを紹介し、超高齢社会にどう向き合っていけばいいのかを県民と考えていきたい。国立がん研究センター(東京)の津金昌一郎・社会と健康研究センター長(61)と藤里町社会福祉協議会の菊池まゆみ会長(61)にもインタビューし、見解を聞いた。

医者が駆ける

 慢性疾患を抱える患者が病院ではなく家や施設で療養するケースが増えている。病状の悪化を防ぎながら在宅医療のニーズにどう応えていけばいいのか。地域で奮闘する医師の取り組みを追う。

日々を詠む

 長年連れ添う伴侶との日常や自らの老いを表現した詩歌が、たびたび本紙文化欄に投稿される。凝縮された言葉の奥には深い思いがにじむ。投稿者を訪ね、作品が生まれた暮らしを見詰める。テーマは「日々を詠む」。

寄り添って

 認知症の人と共に過ごすとき、どう向き合い、何を大切にすればいいのだろう。施設などで暮らす認知症のお年寄りと接し、生活を支える職員や家族の姿を間近に見ることで、その手掛かりをつかみたい。今回のテーマは「寄り添って」。