[第5回]

鶴松がいた五城目・下

(2017年8月16日 掲載)
「村の落書き」の原本より、八幡神社の祭典の様子

多芸多才な鶴松

 「村の落書き」の作者である畠山鶴松の人物像について、息子の耕之助さんに話を聞いた。

 鶴松は明治28(1895)年に富津内村下山内組田(現・五城目町)に畠山家の次男として生まれた。尋常小学校卒業後、10歳から14歳まで隣村の高等小学校(高等科)に通っている。当時の義務教育は尋常小学校まで。村で高等科に進学できるのは、ある程度経済力のある親方衆の子供だけであった。鶴松は14歳で卒業した後、意外な職に就く。