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湯沢・三関せり

根っこまで全部いいね!「三関せり」収穫、味わう

 秋田魁新報社「秋田の魅力発信」編集長の佐々木希さんが、旬を迎えた湯沢市三関地区特産「三関せり」の収穫作業を取材した。

 訪ねたのは三関せり生産組合の石成為治組合長が所有するビニールハウス。同地区では冬になると露地栽培物からハウス物の収穫に切り替わり、鍋物がおいしい今がまさに収穫の最盛期。

 「扇状地が広がる三関地区の栄養豊かな土と清涼な伏流水が豊かな風味と独特の歯応えを生み、特に、長い根のおいしさが際立っている」「歴史は300年以上前の元禄年間にさかのぼり、活況を呈していた近くの院内銀山に供給する冬場の貴重な青物野菜として栽培が広がり伝統野菜となった」という石成組合長の説明に希編集長は聞き入った。

「三関せり」の特徴である長い根っこにピントを合わせる希編集長

 胸まであるウエーダー(胴長)を履き、肘までのゴム手袋を着けた希編集長。早速、緑鮮やかなセリが広がるハウス内で収穫を体験した。

ウエーダーを履き、膝まで冷水に漬かって三関せりを収穫する希編集長

 膝まで冷たい水につかり、足を取られて「うわー、たいへーん」と声を上げる場面も。それでも石成組合長のアドバイスに従い、長い根を傷つけないよう慎重にフォーク状の農具で土を掘り起こし、中腰になって丁寧に手摘みした。

 収穫体験の後に待っていたのは、郷土料理の「せり焼き」の試食。セリが大好物という希編集長はさっと湯通ししたセリと調理した鶏皮や油揚げなどをあえたシンプルな一品に舌鼓を打った。

収穫体験を終え、郷土料理「せり焼き」を試食する希編集長

DIGEST

Nozomi Eye希編集長が取材先で撮影したフォト

根っこがきれいな「三関せり」とシンプルで奥深い風味の「せり焼き」
優しく三関せりについて説明してくれた三関せり生産組合の石成組合長です

秋田の宝みーつけた!!

 大好きな食材であるセリの中でも、秋田でブランド化された「三関せり」の取材では充実した時間を過ごすことができました。

 三関せり生産組合の石成組合長からお話を伺い、江戸時代から栽培されている伝統野菜であることや、葉から根っこまで全ておいしく食べられること、東京だけではなく大阪の高級料亭などに販路が広がっていることなど、三関せりに関する知識が広がりました。

 収穫体験は、水は冷たく、足が埋まって動けなくなったり、想像以上に厳しく難しかったのですが、石成組合長に助けてもらって作業をこなすことができました。30センチ近くもある長い根っこを切らないように気を付けながら引き抜きました。

 きりたんぽなどセリを使った料理は大好物でよく食べていますが、試食させていただいた「せり焼き」は初めての味。シンプルながら独特の風味を生かした、シャキシャキの食感がとても奥深く感動しました。特に、根っこがおいしい。

 石成組合長はもっと「三関せり」を広めるには「まず、根っこを食べてもらうこと」と話していました。私もその通りだと思います。三関せりのキャッチコピー「根っこうまい根(ね)~」でもっと広く知られてほしいですね。

(佐々木希編集長)

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