熱中症、注意すべきポイントは? 感染予防と上手に両立を

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 暑さが本格化する夏を控え、気を付けたいのが熱中症だ。体温の調節機能がうまく働かず、めまいやけいれん、失神などの症状を引き起こし、最悪の場合、死に至るケースもある。発症には暑さに対する慣れも影響するため、気温が上がり始めるこの時期の備えが大切になる。環境省や県の資料を基に、注意すべきポイントをまとめた。

■全国・県内の状況


 最高気温35度以上の「猛暑日」の増加や高齢化の進行でここ数年、熱中症による救急搬送者数や死者数は全国的に高止まりの傾向にある。消防庁によると、県内で昨年6~9月に熱中症で救急搬送された人は505人。人口10万人当たりの搬送人数は49・36人で全国平均(51・04人)を下回るものの、東北地方では福島県、山形県に次ぐ3番目の多さとなっている。

■コロナ禍の対策


 マスクを着けると熱がこもり、熱中症のリスクが高まる。着用時は激しい運動を避け、周囲の人と2メートル以上の距離を取れるときはなるべく外した方がよい。また、人が集まる室内では新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、エアコン使用中も小まめな換気を心掛けたい。

■危険を事前に察知


 熱中症の発症には、気温だけでなく湿度や風、日射なども影響する。こうした条件を基に環境省は、熱中症の危険性を示す「暑さ指数」を同省の熱中症予防情報サイトで発信している。本年度は気象庁と連携し、自治体や報道機関を通じて熱中症の注意喚起を行う「熱中症警戒アラート」の運用も開始した。参考にしつつ、自身の体調に気を配ろう。

■日頃の心掛け


 小まめな水分補給、エアコンなど冷房機器の使用、通気性のよい服装…。こうした対策に加え、県健康づくり推進課は、周囲と協力して予防する大切さを強調する。「特に高齢者や子どもは熱中症の危険性の高まりや、自身の体調不良に気付かない場合もある。互いに声を掛け合って未然防止に努め、心身の健康を保ちながら夏を過ごしてほしい」

暑さ対策グッズ、人気は冷感マスク

冷感を得られるマスクやタオルなど暑さ対策用の商品が並ぶ佐野薬局通町本店=秋田市

 ドラッグストアやホームセンターでは、暑さ対策用の商品が目立つようになってきた。コロナ禍の新しい生活様式の中で、どんなグッズが人気を集めているのだろうか。

 秋田市保戸野の佐野薬局通町本店では、冷感を得られる夏用マスクの売れ行きが好調だ。従業員の若松美子さんは、「ひんやりとした素材や熱がこもりにくい構造、水にぬらして使うなどさまざまな種類がある」と話す。水で薄めたハッカ油をスプレーで吹きかけると、さらに清涼感が増すそうだ。

 持ち運びできる小型の扇風機も人気。水にぬらすと冷却効果を感じられるタオルと組み合わせて使うことにより、より涼しさを体感できるという。

 また、熱中症対策には水分補給が欠かせないが、若松さんが勧めるのは経口補水液。汗をかくと失われるミネラルを効率よく補給できるという。「内臓を冷やすと夏バテにつながる。できれば常温で飲みましょう」と若松さん。

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