遠い風近い風[小嵐九八郎]加速をつけて1年が

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 12月初め、かみさんに「年賀状用の下手糞(くそ)な短歌を作ってよ」と催促され、おい、つい4カ月前に苦しんで作ったばかりと早とちりしたが、老いると1年の速さは怖いほどだ。幼い時から青年になるまでは蟻(あり)の歩みみたいで焦(じ)れたけれど、30代終わりから50代にかけてソフトボールの投手の球みたいになってきて、60代になると彼(か)の長嶋茂雄の打つショート急襲の速さと思え、70代になるとピストルの弾丸のようにすら思えてくる。

 今年は何となく、世界史日本史の一つの時代の終焉(しゅうえん)、次への節目と映る出来事があった。

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