遠い風近い風[佐々木桂]人生どっちに転んでも…

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 早いものでもう6月。4月に入学・入社した皆さん、五月病は大丈夫でしたか? まだ続いてるって人もいるかな? でもどんなことがあっても、過ぎてしまえば大したことのない思い出の一つ。今はそんなに軽くは考えられないだろうけど、絶対に後で「あんなこともあったなぁ」ぐらいになるから大丈夫。僕なんか、そんな苦い思いを何度したことか(笑)。

 そもそも僕は就職活動が全滅で、拾ってくれたのが大学時代からアルバイトをしていたテレビの番組制作会社。当時そこにはあのテリー伊藤さんがいて、まだ現役のディレクターとして「天才・たけしの元気が出るテレビ!!」を仕切っていた。そして僕はそこのアシスタントディレクター(AD)。要は使いっ走りである。

 でも僕はそこを逃げ出してしまったのだ。当時この会社は絶好調だったから、仕事は夜も昼もお構いなし。だから肉体的にはかなりキツかったが、仕事がツラいとは思わなかった。強いて言えば、人間関係のストレスというやつだ。今思えば大したことじゃない。テリーさんやその他の年配の方々は優しかったが、年の近いすぐ上の先輩方がイヤだった。いじめられたわけでもないし、いじられキャラでもなかったから、大きな事件もなかったのだが、彼らが交わす荒くれた会話にうまくついていけないのだ。毎日どんどん会社に行くのがおっくうになり、会社で過ごすのが苦痛になった。

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(全文 1275 文字 / 残り 698 文字)

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