白井作品の魅力体感 湯沢市で新旧建造物巡り

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 秋田県湯沢市の新旧建造物などを見て回る「ゆざわ今昔めぐり」が28日、開かれた。戦後日本を代表する建築家・白井晟一(せいいち)(1905~83年)が手掛け、普段は非公開の2作品も公開され、参加した市民18人は関係者の説明に熱心に耳を傾けながら見学した。

 今昔めぐりは、郷土を深く知ってもらおうと湯沢生涯学習センターが初めて企画した。白井が設計した建造物は、旧市役所雄勝庁舎が今年3月までに取り壊されたため市内に残っているのは5作品で、いずれも民間の所有。今回は同市前森の酒造会館と、同市湯ノ原の「試作小住宅」が公開された。

 木造平屋の「試作小住宅」は53年に都内に建てられ、所有者の意向で2007年に湯沢市に移築された。移築工事に携わった石成定義さん(65)=工務店経営=は「和室は茶室のような雰囲気があり、天井が低いのが特徴。常識を覆すようなデザインが随所に見られる」と解説した。

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